訃報


  • まつもと市民オペラ音楽アドヴァイザー太田直樹氏の訃報に際し、衷心よりお悔やみ申し上げます。
  • 太田直樹氏を悼んで
  • 2010年、癌が見つかり胃を全摘手術。 回復間もなくの魔笛でパパゲーノを演じた我が太田さん。 「もう死んでもいい位嬉しい」と仰っていた笑顔が忘れられません。 その時の演出家である白井晃さんも葬儀に駆け付け、前後五回に出演されたソリスト陣、城谷マエストロに囲まれ、前夜式には400人を越える弔問客に見送られ旅立っていきました。 彼の人柄が忍ばれる弔問の多さに、奥様他親族の皆さんは誇りに思っていました。 棺の中には魔笛のスコアーが、そして先日出来たばかりの、まつもと市民オペラ スタッフポロシャツも添えられ、いろいろ彼の残した音源が流れるなか、最後の曲は我らの魔笛のパパゲーノの歌での出棺となりました。 日本中で誇れるまつもと市民オペラを形作っていただいた彼に感謝します。 そして共に生み出した我々合唱団は、彼と共に胸を張って誇らしさを口にできることに、やはり感謝します。 我らがパパゲーノ太田直樹さん、安らかに。 そしてこれからも空で守ってください。
  • まつもと市民オペラ合唱団 インスペクター 佐々木文宣